
ワインは非常に品種の多いお酒です、ワインの原材料となるブドウの種類だけでも2~300品種はありますので当然ですね。
しかし、覚えるべき(ブドウの)品種はそれほど多くありません。
赤ワインは5種類。白ワインは3種類。(白ワインの品種紹介記事はこちら)
これだけを覚えれば、300品種で作られた様々なワインのこともざっくり理解できることになるのです。
赤ワインのブドウの基本5品種
- ピノ・ノワール
- メルロー
- テンプラニーリョ
- カベルネ・ソーヴィニヨン
- シラー
今回はこの5種類を解説していきます。
まずブルゴーニュ系とボルドー系って何?
上記の5品種にも派閥が二つあります。
ブルゴーニュ系
ピノ・ノワール
ボルドー系
メルロー
テンプラニーリョ
カベルネ・ソーヴィニヨン
シラー
そうなんです、ピノ・ノワールだけがブルゴーニュ系なんですね。
ブルゴーニュとラベルに書かれているワインの中身は、ピノ・ノワールで作られているというルールがあります。
また、上の品種はボトルの形も違います。
ボトルが「なで肩」になっているワインがブルゴーニュ系、ボトルが「いかり型(肩部分が緩やかで無い)」のワインがボルドー系という違いがあります。
それでは5品種のブドウの特徴を紹介していきます。
ピノ・ノワール
ワインの王様的な存在です。
王様たる理由はその味の華やかさにあります。
早飲みでも熟成してでも美味しいと言われます。
栽培が非常に難しく、生産場所が限られていることなどもあり特別扱いされる品種でもあります。
その特別扱い故に、ブルゴーニュ系はピノ・ノワールだけだとも言って良いでしょう。
メルロー
バランスのとれた品種です。
酸味も渋みも甘みも派手ではなく、バランスが取れた上品な味です。
舌触りが良いのが特徴で、スルスルーと入っていくのでそれが気持ち良いという人もいます。
テンプラニーリョ
スパイシーさ、ジューシーさが特徴のワインです。
果実感があります。
高級料理とともに、というよりかは仲間と爽やかにワイワイといった感じでしょうか。
カベルネ・ソーヴィニヨン
渋み・甘み・酸味がガンッと主張してくるワイン。
圧倒的な存在感があります。
ものにもよりますが、
質の良いカベルネ・ソーヴィニヨンは、ワインのスーパースター的な存在といって良いでしょう。
シラー
ジューシーで甘さのある品種です。
フレッシュに楽しみたい時にオススメのワインです。
また、胡椒のようなスパイシーな香りが含有されるため、それが癖になる人もいます。
今回はブドウの種類から5品種の赤ワインをピックアップし紹介しましたが、皆様もワインの品種を是非理解して、楽しんでみてはいかがでしょうか。